ある席で一緒にいたNさん(70代)が、会話の際にタンが絡んだ咳をよくしていました。会話のたびにむせるように咳をし、呼吸もつらそうな様子をしています。その音から判断すると、黄色く粘り切れが悪い痰熱証(漢方では肺に不要な水気が存在し、その水気に熱を帯びた状態を痰熱証といい、かなり程度のひどい状態を意味します)であることはすぐにわかりました。
後日その席の主催者Iさんが私の薬局にご自身の健康のことで立ち寄りました。IさんとNさんは非常に仲が良いことを知っていたので、Nさんの咳のことに触れて「Nさんのあの咳とタンはよくすることができますよ。」と申し上げたのです。
すると、Iさんは「彼には私も萩原薬局に相談に行くように何度も言っているが、なかなか行こうとしないんだ。だから、先生が考えられる薬を私がプレゼントするから作ってあげて欲しい。」とおっしゃるのです。
Nさんに対して問診なしで、漢方薬を7日分作った次第です。
7日後にNさんが来られて話を聞いたところ、「今まで病院で去痰剤を飲んでいたが、全然効果がなく苦しかったのが、随分楽になりました。」と。
聞けば、肺気腫があるというのです。やっぱり、そうかと思いました。
その後、Nさんは私の処方をきちんと服用されており、病院の治療は止めることになりました。
私がみている患者さんの中には、肺気腫と言われ息が切れ二階まで上がれなかった方が、漢方の服用で上がれるようになった方もおられます。
現代の医療では難しくとも、漢方で良くなる例が沢山あります。
どんな病気でもあきらめずに、ぜひ一度ご相談ください
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