不妊症 41歳 163㎝ 58㎏ 女性 令和元年9月26日来店 28歳からシカゴ在住
この方は7年前に卵巣嚢腫を患い(生理痛はひどかった)、令和元年5月に子宮ポリープがわかった。
2か月前に人工授精を受けるもうまくいかず、ホルモン剤も使用しましたが、不安なので針治療を5か月受けています。最初の3か月は週2回、後半は週1回で現在まで受けています。
わざわざアメリカから当店に相談に来られたのは、昔祖母が当店の漢方で治療したことがあったからとのこと。
生理は24日周期で、生理7日前から立っているのがつらいほど腰痛が起こり、生理3日目まで痛みます。排卵痛は2日あります。生理前には便秘(7日に1回)とひどくイライラすることがあります。9月の生理は24日からでした。
手足は冷え、会社では研究職で座っての仕事も多く、腹巻をしていても寒く、足はむくみやすい。
夜は、22時に床にはいりますが、1時にはトイレに立ち、それから寝付けないことがあります。3時には1時間ほどウトウトして5時には起きなければなりません。
ところが、土・日には眠りがいつもよりいいと言います。
主な問題点
排卵痛が2日ある
BBTがギザギザである
経管粘液に粘りがある
低温層から高温層への移行が遅い
高温期が少し低め
以上があります。
漢方では患者様の状態を判断することを弁証といいます。弁証がしっかりしていなければ、何か月も何年も漢方薬を飲んでも効果はありません。漢方薬は長く飲まなければならないというのが一般に言われていますが、それは間違っています。1か月か2か月も服用しますと、必ず、良い兆候が出てきます。つまり1か月飲んでも何も反応がないようなら、薬が違っている可能性があります。
令和元年9月26日 漢方薬投与
令和元年10月17日LINEで問診。排卵痛が1日のみとなり、イライラ、不眠も減りました。経管粘液も増えています。
BBTがギザギザである
低温層から高温層への移行が遅い
高温期が少し低め
以上を今回の改善目標にし、漢方薬の内容を少しだけ変えました。
「40歳を過ぎても生理がある間は大丈夫、内膜をフカフカのベッドにして妊娠できるようにします。」と話しました。
令和元年11月18日(この日は2回目のLINEで直接顔を見て話しました)
10月31日から高温層に入り現在高温期が続いているとのこと。「まだ日本の母親には安定するまで話さないでおきたい。」と喜びを噛みしめておられた。