Dさんは、去年、ツアーでグアム旅行に行きました。その際、現地でいろいろ世話をやいてくれた男性の案内人を好きになってしまいました。日本に帰ってからは、簡単に会えるわけもないので、あきらめようとおもうのですが、あきらめきれません。そんな毎日を過ごしているうちにめいってしまい、仕事もやる気になれず、うつうつとした日が多くなってしまいました。きちんと仕事をしないと気がすまないDさんのはずが、仕事もウッカリミスが多くなり、段取りも悪くなってしまったのです。最近では、食欲もなくなり、たちくらみやめまいもし、生理もだんだん遅れがちで、こない月もあります。
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Dさんは、会いたくても会えない気持ちから、肝気がのびやかでなくなり、肝気鬱をおこしてしまいました。肝気は、からだのいろいろな機能をコントロールしていますので、肝気鬱になると、胃の機能が狂ったりして食欲が落ちたりします。また、肝は、血を貯蔵していて、必要に応じて身体の各部に供給しています。もし、肝の血が少なくなったりすると、生理が不順になったり、たちくらみやめまいをおこすようになるのです。
Dさんには、肝気のはたらきをよくして、肝血を補うさようのある○○○○を飲んでもらいました。
☆すると、会いたい人のことは当然気になるのですが、また休暇を取って会いに行けばいいやと、割り切れるようになったのです。これは割りきろうと思い込むのとは異なり、こころの底からそう思えることを意味します。意識して割りきろうとすればするほど、そのことが頭から離れなくなることがあり、かえって意識してしまうことになりかねません。肝気欝をよくするということは、こころの面でのゆううつな気持ちやめいりを治してくれます。もちろん、食欲も出始め、生理も順調になりました。
抜粋 「漢方で治す ゆううつ イライラ 不安」より 萩原忠幸著 七つ森書館出版
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